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Cセグメントの新基準!8世代モデルとなる、フォルクスワーゲン新型ゴルフが発表されました。新型ゴルフはデジタル化されたコクピットの採用や先進運転支援システム(ADAS)、さらにはコネクトサービスまでを装備し、機能性を一気に向上しています。
掲載日:2019/11/12

© Volkswagen 2019
新型ゴルフ8はVWグループの技術の推移を注ぎ込んだフラグシップCセグメント!

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フォルクスワーゲン(VW)は2019年10月24日、8代目モデルとなる新型ゴルフを発表しました。
新型ゴルフは、7代目からフォルクスワーゲンFF/4WDベースのエンジニアリングアーキテクチャ・MQBを引継ぎ、ライトやエアロなど細かなデザインを意匠変更。
ガソリン車からプラグインハイブリッド車までをフルラインナップし、燃費性能の向上とデジタルコクピットやドライバーアシストといった機能面を充実させた正統進化を果たしています。
全世界のCセグメントカーにおけるベンチマークとなるクルマだけに、今回のフルモデルチェンジでライバル車より一歩先を行くハッチバックになりました。
フォルクスワーゲン・ゴルフとは

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VWゴルフは、1974年に登場したCセグメントに分類されるハッチバック車です。
ハッチバックモデル以外にクロスオーバー4WDの『ゴルフオールトラック』、3列シートミニバンの『ゴルフトゥーラン』など、派生モデルが幅広くラインナップされています。
また、ゴルフのハッチバックモデルはガソリン車だけにとどまらず、ディーゼル車、PHV、EVまでフルラインナップ。
ハイパフォーマンススポーツモデルのゴルフGTI/GTE/Rの3モデルも、ホットハッチモデルの中では人気車種となっています。
そのため、ゴルフの世界累計販売台数はこれまでの45年間に3,500万台にものぼり、Cセグメントのクラスではダントツの販売数を誇るグローバルカーです。
外装デザインは先代からキープコンセプト

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ボディサイズは先代ゴルフ(7代目)と比較すると、先代が全長4,258mm×全幅1,790mm×全高1,492mmだったのに対し、新型は4,284mm×1,759mm×1,456mm。
7代目と同じMQBを採用したことで、大きさは極端に変化することなく、基本的にはキープコンセプトとなっています。
デザインはヘッドランプとリアコンビネーションランプを意匠変更し、ドアミラーにLEDを採用したターンシグナルを搭載しているあたりも先代からの変更点で、ヘッドランプからボディーライン、テールランプまで全体的に水平基調にデザインされて前面投影面積は2.21m2。
Cd値は0.275と、空力特性に優れたスタイルです。
シフトノブが消えた!?内装はとてもシンプル

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新型ゴルフの内装は、先代モデルからプラットフォームが変更されていないため車内の広さはほぼ変わらず、ラゲッジスペースの容量にほとんど変更はありません。
センターコンソールは、DSG回りの操作系が大きく変わり、シフトバイワイヤになったことでシフトレバーが極端に短くなり、セレクトスイッチのような形状に。
クラッチ操作なしのマニュアルシフト操作は、パドルで行います。
メーターパネルは10.25インチのデジタルコクピット、センターには8.25インチのタッチスクリーンが配置され、ライトスイッチまでデジタル化。
マルチファンクションステアリングは、標準装備されています。
これによりコクピット周りのスイッチ類がなくなり、シンプルなデザインでありながら高い機能性を実現させました。
210km/hまで自動運転!最新のデバイスが集約

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新型ゴルフの目玉は、デジタル化されたコクピットの機能性です。
新型ゴルフではクラウド上でさまざまなカスタマイズを可能とした『パーソナリゼーション2.0』が搭載され、シートポジションやチルトポジション以外に、デジタルディスプレイ、ドアミラー、エアコン、インテリアライト、ウェルカム/リービングライトまで選択可能。
乗車すると、即座に自らの好みの仕様に自動調整されます。
これはカーシェアリングの利用者が増えていることから、一台でさまざまな利用者に対応するためにも非常に有効なシステムです。
オプションには、ヘッドアップディスプレイとVWの最新デジタルデバイス『イノヴィジョンコクピット(Innovision Cockpit)』が設定され、10.25インチと10インチのインフォテイメントスクリーンを一体化されています。
このイノヴィジョンコクピットは、ボッシュにより開発された機能で、液晶モニター上にドライバーの好みの情報を表示することが可能な、VW・トゥアレグで初めて採用されたデバイスです。
表示内容としては、アダプティブクルーズコントロール、フロントアシスト(歩行者検知機能付き自動ブレーキシステム)、ナイトビジョン、ドライバーアラート、交通標識、オフロードディスプレイなどで、多彩な内容が表示できます。
また、メーターパネル全面にナビ情報を映し出すことも可能で、従来モデルよりもドライバビリティが一気に向上。
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運転支援システムには、フォルクスワーゲンの運転支援システムの新しい傘下ブランド『IQ.DRIVE』が導入され、そのなかのトラベルアシストという機能は高速道路で0~210km/hの速度域であればステアリングやアクセル、ブレーキの操作をすることなく部分自動運転が可能になっています。
パワートレインの注目は5種類を設定

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パワートレインは、ガソリン(TSI)、ディーゼル(TDI)、マイルドハイブリッド(eTSI)、プラグインハイブリッド(eHybrid)、天然ガス(TGI)の5種類。
トランスミッションは、6速DGSと新開発の6速MTが設定されています。
ガソリンエンジンはゴルフ史上最小となる1リッター3気筒TSIが採用され、90PSおよび110PSの異なる2通りのチューンを設定。
1.5リッター直列4気筒エンジンも、130PSと150PSの2通りが用意され、ACT(気筒休止)、ミラーサイクル、VTGターボが搭載されています。
また、ディーゼルには2リッター直列4気筒TDIに2つのSCR触媒コンバーターでアドブルーを噴射を備えた尿素SCR(選択的触媒還元)システムを採用し、従来比でNOX排出量を最大80%削減。
燃費効率を、最大で17%向上させています。
ディーゼルの出力は、ガソリン同様2通りのチューニングが用意されており、115PSと150PSを発揮。
マイルドハイブリッドには48Vスターター兼ジェネレーターと48Vリチウムイオンバッテリーを搭載し、出力は110PS、130PS、150PSの3種類が用意されています。
プラグインハイブリッドモデルは、1.4リッターTSIエンジンにモーターとリチウムイオンバッテリーが組み合わされ、標準モデルで204PS、GTEモデルで245PSを発揮。
リチウムイオンバッテリーの容量は7代目モデルで8.7kWhだったのに対し、新型では13kWhまで引き上げられ、EV走行のみの航続距離は未発表ですが、50km以上は走行可能と予想されます。
まとめ

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今回の発表ではGTIやRといったホットハッチモデルの公開はありませんでしたが、いずれは発表するでしょう。
また、バッテリーとモーターだけで走行するe-ゴルフの、今後登場するであろう新型モデルも、どれほどパワーアップと航続距離を伸ばせるか注目したいところ。
最近はFIA規格のツーリングカーレース『TCR』が世界中で人気をあつめ、競技車両のゴルフGTI TCRはレースのトップ争い常連マシンとなっています。
そのため、新型ゴルフのTCR仕様の登場も、サーキットユースユーザーにとっては待ち遠しいはず。
今回の発表だけでなく、新型ゴルフ8の革新はまだまだ我々を驚かせてくれるでしょう。
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