全日本ロードレース選手権の最高峰クラスであるJSB1000の決勝レースが開催されました。今回は、鈴鹿200㎞のセミ耐久レース!いったいどんな戦いが繰り広げられたのでしょうか。Motorz注目若手ライダーの決勝結果にも注目したいと思います。

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JSB1000 鈴鹿200㎞セミ耐久レース決勝結果

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快晴、ドライコンディションの中行われた決勝レース。前日の予選でポールポジションを獲得したのは#1 中須賀克行(YAMAHA FACTORY TEAM)。6連覇をかけた2017年の初戦が始まります。

サイティングラップを経て、ル・マン式のグリッド整列。そして、ウォームアップラップを開始し、グリッドに戻ってカウントダウンを待ってスタート!ライダーが一斉に自分のマシンに駆け寄り、ホールショットを狙います。

普段のグリッドスタートとは違い、マシンまで自分の足で走るので、その速さも重要なポイントとなるかもしれません。

 

RS-ITOH #83 石塚健・柴田陸樹 31番グリッドスタート 決勝:18位

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スタートライダーは、1000cc初挑戦の柴田陸樹選手。前半16周でライダー交代、タイヤ交換は無しの給油のみという作戦でスタートしました。

柴田選手コメント

スタートが成功し、自分のポジションを上げられたタイミングSCが入ったので、その間ポジションをキープできていたのですが、そこから順位が落ちていくレースになってしまったのですが、転ばないことはもちろんですが、目標としてたベストタイムである12秒に入れる事ができ、石塚選手につなげられた事が一番8耐に向けていい流れになったと思います。とりあえず今日は休みます!!!

柴田陸樹公式Facebook

 

石塚選手コメント

途中のSC(セーフティーカー)の介入LAPを含めた16周をペアライダーの柴田選手が走って、残りの19周を担当したのですが、今朝タイヤ交換をせずに最後まで通すという作戦が決定し、その通り走行したら、後半タイヤを使いきってしまい、スライドしっぱなしで、最終的にタイヤが剥離していましたが、その状態でも安定してタイムが出せたし、どんどん前との差を詰めて、順位を上げていけたので、8耐に向けてのいいテストになったと思います。

石塚 健 公式サイト

 

A NCXX RACING  #502 長尾健吾 29番グリッドスタート 決勝:22位

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スタートライダーを務めた長尾選手。今回が1000ccのデビュー戦という事で、グリッドでは少し緊張気味の様子でした。

長尾選手コメント

予選に引き続き、朝のフリー走行からいい感触を得られ、楽しみな決勝となりました。

決勝はスタートも成功し、追い上げようと思ったところでセーフティーカーが入りました。

その後は安定したラップを刻めるように走り、ピットインを遅らせる作戦で中盤には12番手までポジションを上げました。

終盤はポイント獲得圏内を走っていましたが、タイヤの消耗が激しく、ペースをキープできずに22位でチェッカーを受けました。

今大会がJSB1000のデビューレースとなりましたが、ポイント獲得の可能性が十分にあったので非常に悔しい結果となりました。

しかし、今回のレースを経験できたことで鈴鹿8耐(SSTクラス)に向け、問題点や改善点を確認することができたので、本戦に向けいいパフォーマンスを発揮できるよう準備をしていきたいと思います。

長尾健吾公式youtube

 

開幕戦で優勝を手にしたのは#634高橋巧

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オープニングラップでは、#23渡辺一馬(KAWASAKI TeamGREEN) #634高橋巧(MuSASHI RT HARC-PRO.HONDA) #104山口辰也(HONDA Dream Racing) #1中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACHING TEAM)と続き、激戦を繰り広げた。そんなオープニングラップのバックストレートでは、#72 清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)が転倒!2周目からSC(セーフティーカー)が介入する波乱のレース展開となりました。

そんな開幕戦を制したのは高橋巧選手!2015年ぶりの勝利となりました。

 

 

まとめ

今季6連覇をかけて戦う中須賀選手は、SCラン中にまさかの転倒!リタイアという衝撃の展開で、ここ数年続くYAMAHA圧勝の流れにHONDAの高橋選手が歯止めをかけるという流れもあり得るかもしれません。

今年は今まで以上に面白くなりそうな全日本ロードレース選手権!次回は第3戦のスポーツランドSUGO5月13・14日です!

是非、現地に足を運んでみては、いかがでしょうか。

 

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