車をバックさせる時の後方障害物確認などで、今や安全運転に欠かせないパーツのひとつとなった感のあるリアカメラですが、純正カメラの装備位置が低すぎ、視界などで物足りなさを感じる場合もあります。高い位置へ装備するカメラキットも発売されていますが、データシステム(東京都新宿区)の「ハイマウントリアカメラキット」は、ウォッシャーノズルと一体化した後付け感のない純正風が最大の特徴。このたび、2021年12月にモデルチェンジしたダイハツ アトレー/ハイゼットカーゴ用のキットが新発売されました!

軽1BOXの最新鋭!アトレー/ハイゼットカーゴ用ハイマウントリアカメラキット

アトレー/ハイゼットカーゴ用ハイマウントリアカメラキット ©データシステム

近年のレジャー用途拡大で人気上昇、自動ブレーキなど予防安全装備や、高速巡航にも適したATの装備で「単なる軽商用1BOX」からの脱却を図る軽1BOX車。

ライバルのスズキ キャリイに押され気味だった販売シェアを巻き返すべく、ダイハツが2021年12月にモデルチェンジしたハイゼット系は面目を一新し、従来は乗用5ナンバー登録ワゴンだったアトレーが軽自動車税が安くレジャー思考の4ナンバー商用登録へ回帰し、ハイゼットカーゴともどもCVTを採用するなど、かなり気合を入れて全面改良しました。

その背景には、アウトドアなどレジャー用途で軽スーパーハイトワゴンなど一般的なFFベース軽乗用車より積載性や悪路走破性で勝るなど、高い実用性によって減少一方の商用需要を補って余りある個人ユーザーからの需要があるからで、そうなるとバックモニターのような一般ユーザー向け運転支援装備は不可欠です。

それで純正リアカメラが装備されるようになったとはいえ、装備位置が高いほど視界は広く、遠くまで見えるものですから、テールゲート上部に取り付けるするカメラキットが各社から発売されたものの、中には「いかにも後付け」を嫌うユーザーもいます。

そうしたユーザーの要望に応えてきたのが自動車アフターパーツ総合メーカーの株式会社データシステム(東京都新宿区)で、テールゲート上部に配置されたウィンドウォッシャーノズル穴を利用し、カメラ一体式ノズルへと交換。

これによって、ウォッシャー機能を活かしつつリアカメラも利用可能、しかも最初から純正でそう作られたように違和感がなく、純正デザインからの逸脱を好まないユーザーも満足する仕上がりとなっています。

今回はその「ハイマウントリアカメラ」のダイハツ アトレー/ハイゼットカーゴ現行モデル、およびスバル サンバーやトヨタ ピクシスバンといったOEM車用の新製品で、これまで後付け感を嫌ってカメラ移設を躊躇していたユーザーにも朗報です!

仕事でもレジャーでも、荷物満載で悪化しがちな後方視界をより広くカバー!

そもそも軽1BOX車は荷室へ荷物を満載してナンボの車であり、レジャー向けのアトレーやハイゼットカーゴのクルーズ系グレード、商用メインのハイゼットカーゴ通常グレードでも、その点は変わりません。

つまり、FFベースで人を乗せる用途がメインのタントなど軽スーパーハイトワゴンや、ムーヴ系など軽トールワゴンより後方視界が遮られる機会は多く、リアカメラの役割はより重要です。

データシステムのハイマウントカメラキットでは、ハイルーフな軽1BOX車の特性も活かし、高いルーフ位置に近い視点から、水平画角110°/垂直画角80°の広範囲をカバーできるカメラを採用。

装備位置が高いので後方を広く見渡せるだけでなく、より遠くの障害物もいち早く確認できるほか、ユーザー好みの視点へもカメラの角度調整が可能です。

アトレー/ハイゼットカーゴおよびOEM車用ハイマウントリアカメラキット製品詳細

 

【適合車種・型式・年式】

ダイハツ アトレー(型式S700V/S710V・年式R3.12~)
ダイハツ ハイゼットカーゴ(型式S700V/S710V・年式R3.12~)

スバル サンバーバン ディアス(型式S700B/S710B・年式R4.1~)
スバル サンバーバン(型式S700B/S710B・年式R4.1~)

トヨタ ピクシスバン(型式S700M/S710M・年式R3.12~)

※いずれも現行モデル

【品番】

RCK-97A3(艶消し黒塗装): 税込27,280円(税別24,800円)
RCK-97A4(ボディ同色塗装):税込33,880円(税別30,800円)
※webショッピング(https://www.datasystem-shopping.com/)限定商品

【製品URL】

https://www.datasystem.co.jp/products/rck-highmount/index.html

【カメラ部仕様】

映像素子: 1/4 インチCMOS
出力映像: 正像/鏡像映像(ガイドライン表示なし)
有効画素数: 約32万画素
水平解像度:450TV本
画角: 水平画角110°/垂直画角80°
動作可能温度:-20℃ ~ +65℃
映像信号:NTSC
ヒューズ:1A
電源: DC9~15V
消費電流:約40mA
ボディ材質:アルミ合金
カラー:ブラック
外形寸法:[露出部] 26 φ× 11(D)mm・[埋込部] 23 φ× 15(D)mm
重量 :約20g(ステー含む/ケーブル除く)
防水・防塵性能:IP67準拠※
※ 「IP67」はIEC(国際電気標準会議)が定めた防水・防塵の保護規格です。

視界の違いが一目瞭然!先行したエブリイ/エブリイワゴン用も好評

後方左右の視界が限られていた純正リアカメラに比べ、ハイマウントリアカメラキットの視界は、広々とした視界で安心感アップが一目瞭然、駐車時などバック操作がこれまでより楽です。

今までリアカメラで確認できなかった部分も見えるようになりますが、カメラを過信しすぎることなく必要に応じてサイドミラーや窓から顔を出しての直接確認で、安全を重視した運転を心がけましょう。

データシステムのハイマウントリアカメラキットは、軽1BOX用で今年6月に先行発売されたエブリイ/エブリイワゴン用も好評で、今後もSUVなどさまざまなジャンルの新型車でも商品化が期待される、要注目の製品です!