1970年のデビュー以来、FRレイアウトを維持してきたトヨタのミドルクラスセダン、カリーナですが、1980年代に入ってからのFF化の波にはあらがえず、FFセダンとなった4代目が1984年に登場します。とはいえ1981年に発売されたばかりの3代目、最後のFRカリーナも『カリーナ新FRシリーズ』として5代目へのモデルチェンジまで併売されていました。

 

4代目トヨタ カリーナ / COPYRIGHT© TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.

 

 

FF化の波と、FRカリーナとの併売

 

4代目トヨタ カリーナ / Photo by RL GNZLZ

 

1984年5月、1年4か月前に発売されていた初のFFコロナ(8代目)とプラットフォームを共有し、型式もT150系で統一。

名実ともに完全にコロナと兄弟車となった、4代目カリーナが発売されます。

当時のトヨタは、コロナ / カリーナ以下のクラスを全てエンジン横置きのジアコーサ式FFレイアウトへモデルチェンジを進めており、1987年のカローラレビン / スプリンタートレノのFF化をもって、スポーツモデルも含めてMR2を除くほとんどがFF化されました。

ただし、FR最後のモデルとなった3代目カリーナ / 7代目コロナについては継続され、3代目カリーナは1988年まで、7代目コロナに至っては1998年12月にコンフォートが発売されるまで販売が継続されています。

また、4代目カリーナのカタログにも3代目が『カリーナ新FRシリーズ』として掲載されており、1984年5月~1988年5月(5代目カリーナ発売)までは、FFとFR2種のカリーナが販売されていました。

 

3代目継続で4ドアセダン1種に絞られた4代目カリーナ

 

4代目トヨタ カリーナ / 出典:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/car/id60002570/

 

4代目カリーナは8代目コロナと型式が同じT150系で、発売が8代目コロナより遅かったこともあり、メカニズム的には特に問題が無いことが証明されてからの登場でした。

寸法的には先代より全長が若干短くなり、ホイールベースが少々長い程度の違いでしたが、それでもエンジンルームを短くできる横置きエンジンFF車の恩恵で、車内スペースは先代より増して快適性は向上。

ライトバンやサーフ(ワゴン)は3代目を継続生産していたほか、8代目コロナのように5ドアリフトバックボディは設定されなかったため、カリーナとしては初めて4ドアセダン専用ボディとなりました。

また、発売翌年にはスポーツツインカムの4A-Gや3S-Gを搭載し、タイヤホイールが4穴から5穴になったスポーツモデルのT160系が登場。

これにより3代目のスポーツモデルは廃止されます。

そして3S-Gエンジンは先代の3T-GT型ツインカムターボに代わっての搭載でしたが、兄弟車のコロナがこの次の代まで3S-Gを搭載したのに対し、カリーナは4代目が最初で最後の3S-G搭載モデルでした。

 

主なスペックと中古車相場

 

4代目トヨタ カリーナ / 出典:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/car/id60002570/

 

トヨタ ST150 カリーナ SE-EXTRA 1984年式

全長×全幅×全高(mm):4,350×1,670×1,365

ホイールベース(mm):2,515

車両重量(kg):1,020

エンジン仕様・型式:1S-iLU 水冷直列4気筒SOHC8バルブ

総排気量(cc):1,832

最高出力:77kw(105ps)/5,400rpm(※グロス値)

最大トルク:160N・m(16.3kgm)/2,800rpm(※同上)

トランスミッション:4AT

駆動方式:FF

中古車相場:23万円(各型全て)

 

まとめ

 

4代目トヨタ カリーナ / 出典:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/car/id60002570/

 

先代まではコロナとカローラの中間的ポジションで『セリカと兄弟車のスポーツセダン』を印象付けていたカリーナでしたが、4代目でコロナとの完全兄弟車化、そしてセリカとの兄弟車はカリーナEDに譲ったことで、ファミリーセダン志向が強くなります。

とはいえ3S-G搭載車のラインナップなど、まだまだスポーティなイメージも消えたわけではなく、コロナに合わせた没個性化が進む以前の、最後のカリーナでもありました。

 

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