ル・マン24時間耐久レースと聞くと、トヨタやポルシェ、アウディなどが最新のレーシングマシンを走らせる最高峰の四輪の自動車レースを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、ル・マン24時間耐久レースは四輪だけではなく、二輪でも開催されている事をご存知でしょうか。ここでは、そんなFIMル・マン24時間耐久レースの詳細をご紹介します。

 
 

2018 @24heuresmotos #FIMEWC official poster revealed ! 👏🏻👊🏻✊🏻

Endurance World Championshipさん(@fim_ewc_official)がシェアした投稿 –

 

ル・マン24時間の動画を紹介

ル・マン24時間耐久レーススタートの様子

 

 

2輪のル・マン24時間耐久レースのスタートは、その名の通りル・マン式と呼ばれるスタートで始まります。

また、ル・マン24時間耐久レースはEWC(FIM Endurance World Championship)レギュラー参戦チーム以外にスポット参戦チームも多く参加しているため、シリーズの中でも出走台数が非常に多くなる人気の一戦で、多くのマシンが規則正しくコースの端に並び、逆サイドからライダー達がマシンに駆け寄り、一斉にスタートしていく姿は圧巻の一言。

これから行われる長旅レースの始まりを彩る、最高のスタートと言える光景です。

 

ル・マン24時間耐久レースゴールの様子

 

耐久レースでは、レースの終盤にもなると長い戦いを走り切る中でかなり汚れたマシンや、中には一部が破損しているマシンが多く見られるようになります。

そんな耐久レースの中でも特に過酷なル・マン24時間耐久レースでも、もちろんマシンのカウル部分にタイヤかすやオイルなどで目にわかるほど黒く汚れたマシンが見られ、その厳しさを目の当たりにする事になるのです。

 

ル・マン24時間の魅力はなにか

 

スズキ EWC Suzuki Endurance Racing Team FIMル・マン24時間 2015

出典:http://www.suzuki.co.jp/release/b/2016/0829/index.html

 

そもそもFIMル・マン24時間レースとは?

 

FIM ル・マン24時間耐久レースは、FIMの下で行われる世界耐選手権(EWC)のうちの一戦で、1960年から行われています。

開催されるサーキットはフランスのブガッティ・サーキットなのですが、4輪のル・マン24時間耐久レースで使用されるサルトサーキットは、ブガッティ・サーキットと一部閉鎖された公道を組み合わせてたコースとなっているので、まるっきり同じ場所を走るという訳ではありません。

また、EWC2018年シーズンのル・マン24時間耐久レースは、2018年4月21・22日に開催される予定です。

 

サーキットのいたるところでスプリントレース

 

FIM ル・マン24時間耐久レースの魅力は出場台数が多く、サーキットのあちこちでスプリントレース並みの抜きつ抜かれつの激しいバトルが繰り広げられる激しいレース展開です。

通常の耐久レースであれば、長期戦を見越しライダーもペースを抑えながら走るほうがいいのではないかと思うのですが、マシンやタイヤの性能向上により年々スプリントレース化されている事も注目されるポイントとなっています。

 

ル・マン24時間の使用マシン

 

スズキ EWC Suzuki Endurance Racing Team 2016

出典:http://www.suzuki.co.jp/release/b/2016/0829/index.html

 

ル・マン24時間はフォーミュラEWCクラスとスーパーストッククラスの2クラスが混走するレースで、一般公道が走行可能な市販車をベースに争われます。

 

フォーミュラEWCクラスのレギュレーション

フォーミュラEWCクラスに出場できるマシンは市販車をベースにチューニングしたバイクで、4気筒エンジンが排気量600cc~1,000ccの4ストローク、3気筒エンジンが排気量750cc~1,000ccの4ストローク、2気筒エンジンが排気量850cc~1,200ccの4ストロークでなければなりません。

 

スーパーストッククラスのレギュレーション

スーパーストッククラスに出場できるマシンは、フォーミュラEWCクラスよりチューニングできる範囲が極端に狭く、ノーマルに近いバイクで争われます。

そして、車両価格の上限も40000ユーロと定めらえています。

また、エンジンは3気筒・4気筒エンジンが排気量750cc~1,000ccの4ストローク、2気筒エンジンが排気量850cc~1,200ccの4ストロークでなければなりません。

 

注目の参戦チームとライダー

 

EWCには33のチームがレギュラー参戦しており、バイクメーカーがワークス体制で参戦しているチームもあります。

また、耐久レース人気が高いフランスで開催するため、ル・マン24時間耐久レースではスポット参戦のチームも多数。

そんな中で注目のチームとライダーをご紹介します。

 

GMT94 Yamaha Official EWC Team

 

 

GMT94 Yamaha Official EWC Teamは、パリを拠点に活動するレーシングチームで、ヤマハ欧州の現地法人「ヤマハ・モーター・ヨーロッパ」がチームのサポートを行っています。

2017年シーズンのシリーズチャンピオンを獲得し、今年も9月16・17日に行われた2018年シーズン開幕戦FIMボルドール24時間耐久で優勝というシリーズチャンピオン最有力候補。

ライダーはデビット・チェカ(スペイン)、マイク・ディ・メリオ(フランス)、ニッコロ・カネパ(イタリア)の3人です。

 

F.C.C. TSR Honda France

 

F.C.C. TSR Honda Franceは日本の名門レーシングチーム「F.C.C. TSR」とホンダのフランス現地販売法人「ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド フランス支店」がタッグを組んだチームであり、ホンダCBR1000RRファイヤーブレードを使用して参戦します。

ライダーはフレディ・フォレイ(フランス)、ジョシュ・フック(オーストラリア)、アラン・テシェ(フランス)とアルトゥーロ・ティゾン(スペイン)の4人で構成されています。

 

ル・マン24時間の名勝負は

 

ル・マン24時間耐久レースの名勝負としておすすめしたいのは、2005年シーズンで北川圭一が優勝したレースです。

北川圭一はこの年にスズキカストロールチームからGSX1000RでEWCへ挑戦し、デビューシーズンからいきなりシリーズタイトルを獲得しました。

ル・マン24時間耐久レースでは、北川圭一/Warwick Nowland/Stéphane Chambonの3人で出場し、他を寄せ付けない速さで日本人初の優勝を飾ったのです。

 

まとめ

 

FIM EWC ホンダワークスチーム 2017

©HONDA MOTOR EUROPE LTD.

今回紹介したEWCシリーズの戦である、ル・マン24時間耐久レース。

2018年シーズンは2018年4月21・22日に開催される予定なので、興味が沸いた方は来年是非、ル・マン24時間耐久レースをチェックしてみてくださいね。

 

あわせて読みたい

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!